TR EEU 045-2017輸送及び使用に供される石油認証の安全技術規則

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TR EEU 045 輸送及び(又は)使用に供される石油の安全性について(2023年1月1日迄延期)

【技術規則及び付属文書】
・TR EEU 045 石油の安全性について(EAC技術規則)
・同規則:製品別要求要件GOST規格リスト(EEU決議No.118/2018年7月24日)
・同規則:技術規制遵守の評価文書製品リスト(EEU決議No.101/2019年6月18日)


【主旨】
この技術規制は、2014年5月29日のユーラシア経済連合に関する条約の第52条に従って作成され、 生命の適用のための石油の安全性に関する要件を確立し、人間の健康、財産、環境保護、誤解を招く消費者の防止、ならびにエネルギー効率と省資源を確保するため。


【適用範囲】
・輸送及び(又は)使用に供される石油


【要求される証明書】
・テクニカルパスポート(Technical Passport)

認証申請の基本情報

【申請者】:製造者

申請者は、必ず製造者です。一部にロシア企業に丸投げする事例が見受けられますが、これは コンプライアンス上、問題です。申請者は、必ず「製造者」がなり、「製造者」が申請の為の代理人を 立てて(全権委任代理任契約書を締結して)申請を行うというのが、正規の流れです。


【申請人(代理人)】
証明書類の申請人になることができる者は、ユーラシア経済連合加盟国に「法人登記した者」或いは「個人事業者で登記した者」だけ。 従って、日本企業などの外国企業は、申請人になる事はできません。


【全権委任代理人契約書】
日本企業などの外国企業の製造者は、申請人(代理人)との間で、「全権委任代理人契約書」を必ず締結し、 申請人(代理人)が、日本企業などのが外国企業に代わって、申請を行います。


【提出書類と証明書類の発行責任】
適合性評価の為に提出戴く書類は、技術規に記載されている通り、全てロシア語翻訳が必要となります。 提出された書類は、10年間、認証機関は保存義務があり、政府機関の監査時に、提出が要求されます。 又、発行されたCertificateの発行責任は、認証機関にあります。その為に提出書類は、技術規則を遵守した証として全てロシア語 翻訳である必要があります。


【試験報告書】
証明書類の発行に際しては、必ず、発行の法的根拠となる「試験報告書:Test report」(ロシア語:Протокол)が必須です。
Test report無しでの証明書類の発行はあり得ません。CB report等はCertificateの認証では使用できません。


【試験用サンプルの送付】
試験報告書の発行に際しては、実際にサンプルのテストを行わず「Test report」を発行する事例が多くみられます。
その為、ロシアでは、サンプル試験の為に、間違いなくサンプルを送ったという税関のエビデンスが必要となります。


【EAC マーク】

・適合確認を経た製品は、「EAC適合マーキング」を有していなければならない。
・EAC適合マーキングは、製品の市場流通前(通関時には貼付)に実現される。
・マーキングは、製品各単位に貼付され、製品の使用期間中、マーキングが明確に認識できることを保証する方法で貼付する。
・EAC適合証明書及びEAC適合宣言書取得なしに、勝手にEAC適合マークを貼付する事は出来ない。
・EAC適合マークを貼付する場所は、技術規則により決まっている。



技術規則別解説 / Explanation for technical regularations / EAC認証の解説です