ロシアへ製品（商品）を輸出する際、製造された製品が国内規制文書（GOST規格）の全ての要件 に適合していることを認証するロシアの認証システムです。
国家標準化機関はRosstandartで、Rosstandartは、国家標準と技術規制、およびその他の多くのタイプの作業の開発、採用、コンプライアンスを担当しています。

実際の認定に関する作業（Rosaccreditation）は、2011年に認証機関及び試験機関とに移行され、同機関が実務を担っています。。 現在、ロシア向け製品の多くはGOST-R制度からEAC認証へ移行しており、例えば、セメント等の一部の製品に留まっています。

【要求される法的根拠】
2009年12月1日付「ロシア連邦政府令N 982」(更新日：2022年2月4日)
2009年12月1日付「ロシア連邦政府令N.2425(公開日：2022年2月4日)
2022年9月1日より、規格の要件に従って認証及び適合宣言の対象となる新しい製品リストが適用となりますので、注意が必要です。

【所管官庁】
・ロシア連邦技術規則・計量庁

【証明書類の種別】：証明書類の種別は３つあります。

【申請者は誰？】

【提出書類と証明書類の発行責任】
適合性評価の為に提出戴く書類は、技術規に記載されている通り、全てロシア語翻訳が必要となります。 提出された書類は、10年間、認証機関は保存義務があり、政府機関の監査時に、提出が要求されます。 又、発行されたCertificateの発行責任は、認証機関にあります。その為に提出書類は、技術規則を遵守した証として全てロシア語 翻訳である必要があります。

【試験報告書】
証明書類の発行に際しては、必ず、発行の法的根拠となる「試験報告書：Test report」(ロシア語：Протокол)が必須です。
Declarationの場合、認証機関が受入を認めた場合にはCB report等をベースに、技術規則に準じ別途Test reportを作成します。
（CB report等のロシア語翻訳が必要となります）
Certificateの場合、公認認定ラボでの、実際のテストが必要となります。

【GOSTマーク】

GOST-R Certificate of comfirmity(適合証明書)の基本情報

【見積に必要な基本書類】
証明書類、認証費用を調べるには以下の書類が必要となります。
・Request_list（内容：製品名、モデル名,HSコード、製品仕様のファイル名）
・製品仕様書（ロシア語版、又は英語版）
・製品画像
・ISO9001（あれば）
・Test report（あれば）
・工場検査書（あれば）
・使用される場所（製品によっては不要な場合もある)
・この見積精査作業は有料です。（製品数に関係なく10,000円+消費税）

【認証に必要な基本書類】
適合性評価の為に提出される書類は、全てロシア語翻訳が必要です。
提出する書類は、製品により異なりますが、主な書類(製品により追加書類があります。)は、以下の通りです。
・Application form
・製品仕様書（ロシア語翻訳必須）
・試験報告書（EAC公認試験ラボ発行）
・ISO9001（あれば）
・工場検査報告書（あれば）
・製品ラベル（ロシア語表示）