試験報告書は、EAC認証の可否の基本となる必須書類です。
試験報告書の内容により、認証機関は証明書類の発行の可否を決定します。 2017年6月から通関時の書類検査が厳格化しています。
試験報告書の発行に際し、実際にサンプルのテストを行わず「Test report」を発行する事例が多くみられます。その為、 ロシアでは、サンプル試験の為に、間違いなくサンプルを送ったという税関のエビデンスが必要となります。
サンプル試験の為に、製品サンプルをロシアへ送る必要がありますが、ロシア税関で通関させる為には、7種類の書類が要求されます。
この通関エビデンス無く、作成された「製品テストレポート」は無効です。
EAC適合証明書発行可否の判断基準のひとつ試験報告書(テスト プロトコル)は税関でも提示要求もあります。
【試験報告書が要求される法的根拠】
Test Protocol(試験報告書)は、各技術規則及びユーラシア経済委員会決議No.44により、適合性評価を行う場合、その適合性評価の
可否判断の法的根拠のひとつとして要求される。